ADDが読む堀江貴文「多動力」

※ネタバレを含んだ記事です。

読む予定の人はご遠慮下さいね。

 

 

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

感想を一言。

ホリエモンってアンディ・ウォーホルみたいだな!」

 

 

アンディ・ウォーホル - Wikipedia

もちろん見た目のことでもないです。笑

先に、私のアンディ・ウォーホルの思い出話から書きます。

アンディ・ウォーホルを初めて見たのは、専門学生のころにパリへ友達と旅行へ行ったときにポンピドゥーセンターで見ました。

それまで、現代アートはちゃんと見てこなかったし、アメリカンポップアートは中学の頃に損保ジャパン美術館でみた、リキテンシュタインだけでした。

リキテンシュタインはオシャレなコミックスの挿絵だな、っていう印象でしたがウォーホルはもう衝撃で!

みた作品はマリリンモンローと、毛沢東でした。

なにこれ!?でか!色すご!

そんでもって制作年みたら、え!すごい前の作品なの?最近の作品みたいだな。。

そんな衝撃があって、「いつか、日本に個展きてくれたらいいな」とずっと気にかかってました。

2014年、その時はきた!

六本木森美術館にやってきたウォーホルの個展。もちろんすぐに行きました。

 

展示に行ってみて驚いたのは、膨大な作品と手がけたジャンルの多さ、ウォーホルのキャラクターでした。

わたしが事前に見ていた2作品だけじゃなくて、映像や映画や写真やなんと彼の私物までアートに!

 

さらに目を引いたのは、彼の意味不明な発言。かの有名な「誰でも15分間は有名になれる」(すいません、うろ覚え)

だけじゃなくて、忘れてしまったけどヘンテコな発言をたくさんしていて、彼は自分の内面を知られたくない、表面的なところとアートを見てほしいと考えていたらしいです。

またそれがミステリアスでかっこいい!

 

銀髪のズラも、発言も彼は自分自身で作品であろうとしたし、タレントだったんだなって思ったんだよね。

制作も宣伝も全部自分でやってて自分も作品ってすごくないですか!?

彼の作品はいまだにおしゃれでかっこいいし、オマージュが作られ続けてる。

ほんとうにすごいなー。

 

 

 

 

ホリエモンが似てるなと思ったところは、一番は自分自身が売り物で、とっても自己プロディースがうまいところ。

だってそもそもさ、ライブドア事件のときにメディアが面白おかしくつけたあだ名の「ホリエモン」をいま自分のビジネスの名前つけてるなんて、すごいよね。笑

 

「寿司職人になるには十数年修業が必要なんて、バカみたいだ。いまは専門学校があって数か月で寿司の握り方は学べる」

発言だとか、ウォーホルのような意味不明な発言ではないけど確実にセンセーショナルである!

 

あと私はTOKYO MXの「5時に夢中!」が好きでYOUTUBEでよくみるんだけど、ホリエモンがたまーに出てる回があって彼の発言はもう少し優しい気がする。

 

本には、「時間がもったいない。テレビ収録だって生放送でも討論番組とか無駄な時間が発生したら、スマホをいじる」って言ってたけど、5時に夢中!では、携帯いじってない!!笑

彼にとって有益な時間だからなのか、所詮テレビショーだからなのかわからないけど、まったくアナログな共演者の中尾ミエの発言や疑問にもちゃんと答えてる。

だからわたしは確信した!

「このひとはいつも本音で話してるけど、デフォルメすることがあるんだ」と!

発言をデフォルメするに関していえば、ウォーホルにも同じことが言えると思う。

 

あと、大体の文章構成が

自分はこう思う⇨なぜならこうだからだ⇨具体例⇨だからこう思う⇨そのため自分はこのビジネスを立ち上げた

につながる。

 

すごい!!すべて宣伝!!笑

こんなに自分のビジネスを宣伝しまくる自己啓発?ビジネス本初めて見た!

 

このひと、本を書いて自分の考えを伝えるだけじゃなくて、自分のビジネスの宣伝もきちんとするんだ!

もちろん、多くの場合本は宣伝の意味が含まれてると思うけどここまでくるといっそ清々しい!!笑

 

そんで、とってもミーハー。新しいことをどんどんやってる。

これはウォーホルにも言える。彼は「有名で自分も好きだから」キャンベルスープシルクスクリーンしたし、好きだったかわかんないけど笑最先端で有名な毛沢東やマリリンモンローも作品にした。

 

時代の先駆者ってのは、共通点があるんじゃないかな!

 

本の内容に関していうと、びっくりすることが多かったです。

まずこの本、それと彼の著書全て、書いたのはホリエモンではなく、別のライター。

ホリエモンが話した内容を文字で起こしてるらしいです。

彼曰く「得意な人には全部任せたらいい」

すごい!まるでクラウドソーシング!!笑

なるほど!って思いました。でもそれっていいかも。

正直、有名人の自伝とか、タレントコラムとか、内容が良さそうでも文章がひどくて最後まで読めないのが結構ある。

 

それから共感したところもいくつかありました。

「寿司職人になるには十数年修業が必要なんて、バカみたいだ。いまは専門学校があって数か月で寿司の握り方は学べる。」

さっきも紹介したけど、ホリエモンが発言したときすごい炎上してたよね。けど私は確かに!って思ってた。

母がフジテレビの日曜夕方から放送してる「ノンフィクション」が大好きでよく見てるんだけど、寿司屋さんに修行している若者の回を見たときに

「中学または高校卒業して、そのまま寿司職人になるために10数年修行するなんて、こんな長い時間かける必要があるのかな。ていうか、この若者たちがもし、途中で挫折したり、ほかでやりたいことみつけたらどうするんだろう。」

って思ってたので、完全に同意でした。

 

あと「みんなが映画を見なくなったのは、現代人が長時間かけて見ることができなくなったから。じっとしていられなくなったから。」

学生時代は時間が沢山あったから、映画も本もたくさん触れてたけど確かに、私も映画はめっきり見なくなった。

確かにそうだなって思った。

 

ただ「時間は有限だから、つまらんやつや足を引っ張るやつは切ってくべきだ」とか

「これからどんどん効率化していって無駄がなくなる」だとかはちょっと違うんじゃないかな、と思う。

確かに、そうはなると思う。

 

今便利になってて、テクノロジーの進化で私みたいな人間はすごく助かってる。

スケジュールはアプリで管理できるし(昔は友達の約束をダブルブッキングすることがしばしばあった。本当にすみませんでした)

地図が読めなくてもグーグルマップがあって、ナビゲーションシステムもある。

 

でも、時代は必ず突き詰めると真逆のことが起きる!

ギリシャ・ローマを滅ぼして、キリスト教が全世界に広まって、たくさんのそれ関連のアートが出てきたあとにルネサンスを迎えたし

大量生産大量所費のアメリカのアイコン、ウォーホル、そのずっとあとだけどミニマリズムも流行ってる。

 

その時、その瞬間はそれが一番最良だと多くの人は思っていたけど、突き詰めると必ず「ちょっと待って、このままでいいの?」って思い出す人が増える。

たぶんすごーく長い時間かかるけど。笑

 

だから、確かに目まぐるしくいろいろなものが変わり続けて便利になっていくかもしれないけど

もしかしたら今後、機械化して無駄がなくなったら

「そんなせかせかしてていいの?」って時代がくるかも。

飛行機で旅行しかありえない!って人が列車で旅行することが多くなるかもしれないし。

商才ないから全然例えが出ない。笑

 

外山滋比古みたいに、1983年に出した「思考の整理学」からだいぶ、何十年たって

「乱読のセレンディピティ」みたいな真逆の主張の本を出版したように、ホリエモンがこの先そんな真逆なことを書いたらすごく面白いなって思うし、もし今はこうだから!ってスタンスで「多動力」と真逆のことを主張して本にしたら私はホリエモンを大好きになる気がする!

それこそ、彼は時代を読める人になるよね!

それから過去の発言を撤回することって、反感買ったりするだろうから難しいと思うけどやってくれたらかっこいい!

 

それと彼が本で一番主張する「一つのもので一流になるよりも、沢山のものを同時並行してマルチに動くべきだ」

という主張は、どうなんでしょうか。

なんせわたしは彼の功績もビジネスも全然知らない。笑

調べたらわかるんだろうけど、今日はここまで!

でも儲けているなら、正しいのかな。笑

ビジネスは全然わかんないけど、本はとにかく面白かったです。

 

お休みなさい。