吉本ばななのひらがな世界

 

ただ作品についてだけ、あらすじだけ語るなんて味気無さすぎる!

 

説明するのは苦手だし、退屈だ!

 

 

あらすじはAmazonさんにお任せ!

さっき吉本ばななの本をパラパラ見ていたら、気づいたことがあったので書いてみる。

チエちゃんと私 (文春文庫)

チエちゃんと私 (文春文庫)

 

 「しょげないで、大丈夫、俺たちの世界は奴の世界じゃない。俺たちの世界はまだたくさんの仲間たちがいる。誰かがケガしたことや、誰かを助けたことでお金を取ろうと思わない人の方が多い。」

 

主人公が知らない男性に怖い目にあって、篠田さんってキャラクターが助けてくれるんだけど、主人公を慰めるためにいうセリフ。

 

ぶっちゃけ男性って絶対、こんなこと言わないだろうなー。と思って読んでた。笑

吉本ばななは、男性のセリフもファンシーで柔らかく感じることが多い。

 

 

気づいたことは

「文章が柔らかく感じるのは、平仮名のせいかもしれない!」

 

例えば、私が大好きな一節を引用。

「私はサーフィンをしなくて見てるだけだけど、見るのは好き。ずっと見てると少しわかってくる。今日の午後、どんな波がくるのか、ある程度予想がつくんだよね。うんと慣れてくると。

でもそこが人というものの悪いところで、サーフィンをする生活が数年続いてルーティン化してくると、いつかの気候、そのときの波と比べるようになってしまうし、波のことがわかったような気になってきてしまうみたい。

それでケガして、また反省して、またケガして、を繰り返す人はとても多いよ。

同じところをぐるぐる回ってるのに気づかないの。実は違うんだと思うんだ。。

毎回違う波だというふうに思えることのほうが、似た波を分類することよりも大事なの。

天気の分析は欠かせないものだし、するべきなんだけれど、同じような天気と波があるのと思ってしまうのはとても傲慢なことで、同じようなものがあるとしたら、それは自分の内面のほうであって、世界のほうではないの。

これって、自然がすごいって話じゃないよ、全然。自然以外も全てのことがほんとうはそういうふうに毎回少しずつ違っているのに、広すぎてこわいから、人間はいつでも固定させて、安心しようとするの。知ってることの中に。」

 

こうやって見ると、本当に平仮名が多い。「わかってくる」「もの」「こと」「そのとき」「ぐるぐる」「~というふうに」「ほう」「ほんとうは」「いつでも」「そういうふうに」「こわい」

 

すごくない!?

形容詞さえも平仮名!笑

独特だよね。

 

そういえば、ばななも山崎ナオコーラみたいに、吉本バナナでもよかったよね。笑

でもばななが良いかも。

 

吉本ばななは少しスピリチュアルで表現も感傷的なものが多い。

目に見えないものとか、たまに感じる寂しさを文字化できる人だと思ってる。

切なくなって、うおーってうなることもしばしばある。

このひと、感受性豊すぎて、生きてて辛くないのかな!??って思う。笑

 

 

なんくるない (新潮文庫)

なんくるない (新潮文庫)

 

沖縄旅行に母といく時羽田空港でみつけて、

そのまま買って沖縄旅行中に読み切った。

短編集なんだけどすごーくよかった。

 

最初の「ちんぬくじゅうしい」っていう話が一番好き。

なんでこんな切なくなるんだ!!天才か!

 

このラストもすごくいいんだ。それで、沖縄にまた行きたくなるんだー。

 

文章散らかったけど、吉本ばななは小説よりも詩の要素が強いのかもしれない。

倒置法も比喩も多いし、何より声に出して読みたくなる文章が多い。

、が多くてたまに読むのつっかえるんだけど。笑

 

そんな吉本ばななの愛語ってるけど読んだ本は英語版の「キッチン」と「チエちゃんと私」「海のふた」「なんくるないさ」「さきちゃんたちの夜」だけ。笑

 

英語版「キッチン」に関しての思い出は

ニューヨークにいたときアメリカ人の女の子の友達が出来て、キッチンのわからない英語表現をカフェで聞いていて

「その本すごく文学的だねー」と言っていたんだよね。

それで嬉しくなって、読んでみてよ!いいよ!って私がいってそのまま席立ってお手洗い行って戻ってきたら、キッチン熱心に読んでて

「おもしろーい!!」って言ってた。笑

すごく嬉しかったな。翻訳されても良いものは良いんだな!

 

さっきね、哀しい予感買いました。笑

 

哀しい予感 (幻冬舎文庫)

哀しい予感 (幻冬舎文庫)

 

 表紙がかわいいよね。ムンクの絵みたい!

このまえ六本木ツタバで見つけてから欲しくなっちゃった。

あと、読みたいのは「サーカスナイト」

同じタイトルの七尾旅人の曲も大好き。

 

今週末、読めたらいいな。

 

お休みなさい。